サードウェーブコーヒー

ICO(国際コーヒー機関)の調査データによると、コーヒーの消費量がアメリカ、ブラジル、ドイツに次いで日本は4位だそうで、「コーヒー好き」な国だと言えそうです。コーヒーを飲む方法も、昔ながらの喫茶店、大手チェーンのコーヒーショップ、家でのレギュラーコーヒーにインスタントコーヒー、缶コーヒーなどバリエーションが豊かに揃っています。そんなコーヒー好きの多い国内で、最近話題になっているのが「サードウェーブコーヒー」です。テレビや雑誌で特集が組まれてサードウェーブコーヒーが飲めるお店が紹介されたり、そのお店のこだわりが紹介されるなど、注目度も高いようです。
サードウェーブコーヒーの発祥の地とされるのが、アメリカのポートランドです。ポートタウンの愛称はスタンプタウン(切り株の街)で、この名を冠した「スタンプタウン・コーヒーロースター」は、サードウェーブコーヒーの先駆者と言われています。今ではセカンドウェーブの発祥の地であるシアトルにも、ロサンゼルスやニューヨークにも支店が広がる人気ぶりです。
サードウェーブコーヒーの特徴は、生産農園から直接買い付けられた豆をシングルオリジンで、豆本来の味を楽しむために浅煎り、そして抽出方法としては多くはハンドドリップで出されています。本場ポートランドでのサードウェーブコーヒーと言われる店は、余計な装飾などがあまりなく、シンプルでゆったりとした空間で、コーヒー好きな人たちがコーヒーを堪能するために集う場所であるようです。
お気に入りのバリスタとコーヒーについての話をしたり、カッピングと呼ばれるテイスティング会に参加して楽しむなど、よりコーヒーを深く楽しもうとする特徴があります。セカンドウェーブがチェーン展開するにつれて「おひとりさま」がネットや読書をしながらの居場所を提供してきたのに対し、コーヒーそのものに重きを置いているのがサードウェーブと言えるのではないでしょうか。